ツナグ

元気まゆ

2012年10月24日 21:29


今読んでる本は、最近映画化もされた『ツナグ』。

話題になってるのと、奥さんも読みたいっていうんで、選びました。

まだ読んでる途中なんで、本の感想はまだ言えないとこなんですが、

作中に出てくる、『ツナグ』のシステムをもし実際に体験できたとしたらって考える。

そのシステムとは、簡単に言うと死んだ人に会えるって事。

ただ条件があって、死んだ人と会えるのは1度だけ。

必ず、生きてる人からの依頼を受ける形で、死んでる人からは依頼はできない。

会いたいと依頼しても、死んでる人が拒めば、会う事はできない。

死んでる人も、生きてる人の会う事ができるのは1回だけ。

だから、1度誰かと会ってしまえば、その後誰から依頼を受けようが、会えない。

基本待つ事しかできないし、希望の人からの依頼があるとは限らない。

会える時間は1晩。

どうやら、満月の日が1番長く会う時間がとれるらしい。

費用は一切かからず、最後に感想だけ聞かれる。

もし、実際にこういう体験ができるとしたら。

私はまだ、死んでる誰かに会いたいって事は思ってない。

これから先、そう思える人が出てくるかもしれない。

でも、基本的にそこまでして会おうとは思わない。

いずれ自分も死ぬんだから。

確かに、死んでからまた会える保障はないけど、それでもやっぱり、『ツナグ』を利用するつもりはない。

生と死

相反するものの様に感じるけど、私はそうは思わない。

生の後に死がある。生があるから死がある。生と死は繋がってる。

誰もが、必ず両方を体験する。

死への恐怖感は死んだらどうなるか?

あの世はどんなとこか?

知らないから、分かんないから不安やら恐怖が襲う。

生きてたって、例えば初めてバイトを始めるとか、

新しい職場に行くとか、環境の変化がもたらす不安感ってものがあると思う。

でも、以外と行ってみたらなんて事なかった事あると思うんです。

きっと、あの世って呼ばれてるとこもそういうとこだと思うんです。

先ほども言ったとおり、死んでる人で会いたいって思う人はいません。

ただ、人ではないけど今まで飼ってきた犬たちと会いたいとは思う。

でも、今会わなくてもきっと自分が死ねば、必ずまた会えるって思う。

だから、私は『ツナグ』を利用しなくてもいいと思ってる。

必ずまた会える。

関連記事