カープに新風

元気まゆ

2012年10月20日 19:10


カープの新しい打撃コーチに新井宏昌さんの就任が決まったらしい。

これまでのカープのコーチは生え抜きが多く、あまり実績のない人でもOBってだけで

コーチになってたっていう感じが正直あった。

実績のあった選手がいいコーチかと言ったら、決してそうではないけど、

この新井さんは選手時代の実績は勿論、コーチとしての実績も申し分なく、

あのイチローのオリックス時代の打撃コーチで、イチローの師匠と言われている。

今年のカープは点が取れなくて、苦労しました。

防御率1点台の野村が、2桁勝利に届かず、負け越してるのも、

はっきり言って点を取ってもらってないから。

前健だって、最優秀防御率のタイトルを獲ったものの、最多勝だって充分獲れたはず、

この前健は常々こう言ってます。

『自分が0点に抑えてれば勝てるんです。』

一見、正しい事を言ってるかに聞こえますが、実は間違ってます。

野球ってゲームは点取り合戦です。

いくら0点に抑えても、味方が0点なら負けはしませんが、勝てません。

極端な話、もし、144試合すべて0-0の引き分けだとしましょう。

そうすると、チームの勝率は発生しません。

そして、他に0勝144敗のチームがいたとします。

このチームの勝率は当然0割。

でも、勝率が発生しない全試合引き分けのチームより、勝率0割のチームの方が順位は上になります。

お分かりでしょうか。

例え素晴らしい投手陣で相手に1点も与えないチームでも、点を取らなければ最下位になるって事です。

つまり、野球は守りより攻めが大事なんです。

私は以前、このブログで『守り』が好きって話をしました。

でも、今年のカープの戦いを見て気づかされました。

点を取らなきゃ勝てない。 これに尽きます。

解説の方々は盛んに守りの大事さを強調します。

でも、優勝したチームがなぜ勝ったか?

相手より多く点を取ったからです。

『攻撃は最大の防御』って言葉があります。

なんか、何も考えないでとりあえず攻めとけって乱暴な感じがしますが、

この言葉の通りだと、改めて納得しました。

話を戻すと、新井さんのコーチ就任がカープの『攻め』に何か変革をもたらしてくれるんじゃないかと

凄く期待してるわけです。

今シーズン、初のCS出場が見えてワクワクしましたが、今やってるジャイアンツ対ドラゴンズのCSを観て、

違和感を感じます。

やっぱり、CSはおかしいです。

CS出場より、シーズンの優勝。

私個人の意見として、今のルールでの日本シリーズ、日本一の価値は無いと思ってます。

勿論、シーズン優勝しての日本一なら別ですけど。

ですので、あくまでもシーズンの優勝を期待して、来季も応援したいと思います。

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