カープに新風
カープの新しい打撃コーチに新井宏昌さんの就任が決まったらしい。
これまでのカープのコーチは生え抜きが多く、あまり実績のない人でもOBってだけで
コーチになってたっていう感じが正直あった。
実績のあった選手がいいコーチかと言ったら、決してそうではないけど、
この新井さんは選手時代の実績は勿論、コーチとしての実績も申し分なく、
あのイチローのオリックス時代の打撃コーチで、イチローの師匠と言われている。
今年のカープは点が取れなくて、苦労しました。
防御率1点台の野村が、2桁勝利に届かず、負け越してるのも、
はっきり言って点を取ってもらってないから。
前健だって、最優秀防御率のタイトルを獲ったものの、最多勝だって充分獲れたはず、
この前健は常々こう言ってます。
『自分が0点に抑えてれば勝てるんです。』
一見、正しい事を言ってるかに聞こえますが、実は間違ってます。
野球ってゲームは点取り合戦です。
いくら0点に抑えても、味方が0点なら負けはしませんが、勝てません。
極端な話、もし、144試合すべて0-0の引き分けだとしましょう。
そうすると、チームの勝率は発生しません。
そして、他に0勝144敗のチームがいたとします。
このチームの勝率は当然0割。
でも、勝率が発生しない全試合引き分けのチームより、勝率0割のチームの方が順位は上になります。
お分かりでしょうか。
例え素晴らしい投手陣で相手に1点も与えないチームでも、点を取らなければ最下位になるって事です。
つまり、野球は守りより攻めが大事なんです。
私は以前、このブログで『守り』が好きって話をしました。
でも、今年のカープの戦いを見て気づかされました。
点を取らなきゃ勝てない。 これに尽きます。
解説の方々は盛んに守りの大事さを強調します。
でも、優勝したチームがなぜ勝ったか?
相手より多く点を取ったからです。
『攻撃は最大の防御』って言葉があります。
なんか、何も考えないでとりあえず攻めとけって乱暴な感じがしますが、
この言葉の通りだと、改めて納得しました。
話を戻すと、新井さんのコーチ就任がカープの『攻め』に何か変革をもたらしてくれるんじゃないかと
凄く期待してるわけです。
今シーズン、初のCS出場が見えてワクワクしましたが、今やってるジャイアンツ対ドラゴンズのCSを観て、
違和感を感じます。
やっぱり、CSはおかしいです。
CS出場より、シーズンの優勝。
私個人の意見として、今のルールでの日本シリーズ、日本一の価値は無いと思ってます。
勿論、シーズン優勝しての日本一なら別ですけど。
ですので、あくまでもシーズンの優勝を期待して、来季も応援したいと思います。
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