こんなポスターを目にした。
難病で苦しんでる子に、高額の手術を受けるための募金の告知のポスター。
以前、このブログでも話をしたけど、命とお金を天秤にかけ、お金が勝ってるいうやつ。
お金を子供の為に集めて、無事手術を受け成功、その後もすくすくと育ち、めでたしめでたし。
一見美談にも思えるが、私はそうは思わない。
そもそもお金が無ければこの子は助からなかった。(仮に手術を受けられて成功した場合の話)
お金が無ければ、病院や医者たちは手術を行わない。
知ってます、風邪ひいて近くの病院に行ってもお金がかかる事。
社会はそういうルールでできてる事。
だから、命がかかった病気だろうが、治療を受けるにはお金が必要な事。
ほんとに気の毒な子供です。
病気になった事もそうだけど、自分の命をお金と引き換えにしなければならない。
きっと、こう思ってるんじゃないか。
自分の命よりお金の方が価値があるんだって。
工場で作ってる紙きれより、命って価値がないんだって。
確かこの子を救うには1億の費用がかかるってかいてあった。
なんで?
実際札束使って、手術するわけじゃないんでしょ。
そんなお金、子供が用意できるわけないでしょ。
苦しんでるのは子供なんだよ。
親でもない、親戚でもない、周りの大人たちでもない。
幼い子供が苦しんでんだよ。
なぜ、見返りなしに助けてあげない。
私はこう思います。
ナイフ突きつけて『命が惜しければ、金を出せ!』っていう強盗と何ら変わりないと。
いや、むしろ強盗より悪党だと。
だって、どんなたちの悪い強盗でも、幼い子供にナイフ突きつけて金を出せとは言わないでしょ。
お医者様は命を救ってくれる偉大な人。
でもそれは、お金を払ってくれる人だけに対してだけ。
まあ、お医者さん個人個人は、きっと助けたいと思ってるのでしょう。
病院がいけないんでしょうね。
とにかく僅かではありますが、私は募金をしようと思います。
この子が中学生あたりでイジメにあって、自殺しない事を切に願いながら。