今読んでる本は、最近映画化もされた『ツナグ』。
話題になってるのと、奥さんも読みたいっていうんで、選びました。
まだ読んでる途中なんで、本の感想はまだ言えないとこなんですが、
作中に出てくる、『ツナグ』のシステムをもし実際に体験できたとしたらって考える。
そのシステムとは、簡単に言うと死んだ人に会えるって事。
ただ条件があって、死んだ人と会えるのは1度だけ。
必ず、生きてる人からの依頼を受ける形で、死んでる人からは依頼はできない。
会いたいと依頼しても、死んでる人が拒めば、会う事はできない。
死んでる人も、生きてる人の会う事ができるのは1回だけ。
だから、1度誰かと会ってしまえば、その後誰から依頼を受けようが、会えない。
基本待つ事しかできないし、希望の人からの依頼があるとは限らない。
会える時間は1晩。
どうやら、満月の日が1番長く会う時間がとれるらしい。
費用は一切かからず、最後に感想だけ聞かれる。
もし、実際にこういう体験ができるとしたら。
私はまだ、死んでる誰かに会いたいって事は思ってない。
これから先、そう思える人が出てくるかもしれない。
でも、基本的にそこまでして会おうとは思わない。
いずれ自分も死ぬんだから。
確かに、死んでからまた会える保障はないけど、それでもやっぱり、『ツナグ』を利用するつもりはない。
生と死
相反するものの様に感じるけど、私はそうは思わない。
生の後に死がある。生があるから死がある。生と死は繋がってる。
誰もが、必ず両方を体験する。
死への恐怖感は死んだらどうなるか?
あの世はどんなとこか?
知らないから、分かんないから不安やら恐怖が襲う。
生きてたって、例えば初めてバイトを始めるとか、
新しい職場に行くとか、環境の変化がもたらす不安感ってものがあると思う。
でも、以外と行ってみたらなんて事なかった事あると思うんです。
きっと、あの世って呼ばれてるとこもそういうとこだと思うんです。
先ほども言ったとおり、死んでる人で会いたいって思う人はいません。
ただ、人ではないけど今まで飼ってきた犬たちと会いたいとは思う。
でも、今会わなくてもきっと自分が死ねば、必ずまた会えるって思う。
だから、私は『ツナグ』を利用しなくてもいいと思ってる。
必ずまた会える。